水虫は白癬菌が足の皮膚の角質層で繁殖して起こるものです。
症状としては水ぶくれが起こり虫が這ったような状態となるので水虫と呼ばれますが、水ぶくれだけでなく皮がめくれたり、かゆみが生じたり、また角質化することで皮膚が硬化し割れやすい状態になるなどの不快症状から、重症化すると痛みを生じる状態になります。
白癬菌は比較的皮膚の深い場所まで繁殖するため、表面を殺菌するだけでは、水虫に対して十分な効果を得ることができません。
このため抗真菌薬を使って治療するのがもっとも確実に完治できる方法です。

水虫は高温多湿になる日本ではポピュラーな感染症であり、多くの市販薬が販売されていて、ドラックストアや薬局などでも定番の薬が多くあります。
病院を受診した場合、塗り薬であれば市販薬と同じ成分の薬が処方されますが、水虫の中でも爪水虫など塗り薬では十分に浸透せず、治療の効果を得られない場合には内服薬が処方されます。
この内服するものは医師の処方せんが必要であるため、ドラックストアや薬局などでは市販されていません。
このため市販されているもので水虫が治療できるのはクリームや軟膏、スプレータイプや液体タイプなど皮膚の表面に塗布するものが中心になります。

市販されている水虫の薬といっても、先述した様に病院で処方されているものと成分は変わりません。
このため基本的には病院で治療するのも市販薬で治療するのも同じで、根気よく使用し続けることで完治させることが可能です。
特に水虫治療の場合には少しでも白癬菌が残っていると再び繁殖して再発することになるため、症状が消えたとしても続ける必要がありますし、患部よりも広く使用する必要があります。

水虫の薬は抗真菌薬と呼ばれ、含まれる有効成分が真菌である白癬菌の増殖を阻害するというものであり、これにより効果的に水虫を治療することができます。
ただし水虫のような状態になるのは白癬菌だけではないため、薬で治療し続けても症状が改善しない場合には、別の病気が考えられます。

市販の水虫治療薬にもいろいろ種類があるけど違いは?

市販されている水虫治療薬は多くの種類がありますが、大きく分けると「ラノコナゾール」「テルビナフィン塩酸塩」「ブテナフィン塩酸塩」の3つの成分に分類されます。
いずれも白癬菌が繁殖するために必要な酵素の働きを阻害することによって殺菌するというものであり、白癬菌に対しての殺菌効果としてはそれほどの違いはありません。
ただラノコナゾールの場合には少量で抗菌作用を発揮しますし、テルビナフィン塩酸塩はより強い抗菌効果があり病院で処方されることも多いものです。
またブテナフィン塩酸塩も強い抗菌作用を発揮しますが、白癬菌以外の真菌に対してはあまり効果は期待できません。
いずれにしても水虫を治療するというのであれば、これら3つの抗真菌成分が含まれていることが選ぶ際のポイントです。

水虫治療に使われる市販薬としてはエクシブやラミシールがありますが、この2つはともに有効成分にテルビナフィン塩酸塩を使用しているのが特徴です。
病院を受診した場合にラミシールが処方されることがありますが、ラミシールには市販のものもありますし、またエクシブを使用しても同じ効果を得ることができます。

水虫治療に用いる市販の外用薬には、外用と一口に言っても様々なタイプがあります。
軟膏タイプは、患部の保湿や保護効果に優れており残留しやすいためべたつくものの、患部を保護してくれるので症状がひどい場合に向いています。
クリームタイプは浸透性が良く、まんべんなく塗り込むことができるメリットがあります。

一方で、液体タイプも浸透性が良く、使用後もさっぱりとしているという特徴がありますが、状態が悪いと刺激を感じることがあるため、初期の段階に使用するのが無難です。
またスプレータイプは液体タイプと同様ですが、患部に触れることなく薬を塗布することができます。
スプレータイプでもパウダーを含んだものは患部を保護する効果があるのでオールマイティーに使うことができます。

市販薬でもその有効成分により水虫を治すことができますが、それぞれのタイプに応じて使いやすいものを選び、毎日根気よく使用し続けることが完治を目指す上でのポイントです。